日々のデータを入力する際、適切な勘定科目を選ぶことは、データの集計を行う上で重要です。本ページでは、適切な勘定科目がわからない場合の選び方についてご説明します。
目次
勘定科目を選択する上でのルールや注意事項
Taxnoteで行いたいことが主に日々のデータ管理である場合
勘定科目を選択する上で厳密なルールはないため、適切だと思われる勘定科目(デフォルトで登録されたもの、独自で作成したものを問わず)を使用していれば問題はありません。
【例】日々の取引と勘定科目選択について
- 取引先へのご挨拶としてギフトを贈った場合の例
- 接待交際費(デフォルト)
- ギフト代(独自)
- 販売するものを仕入れた場合の例
- 仕入高(デフォルト)
- 材料費(独自)
Taxnoteで行いたいことが最終的に確定申告である場合 / 他ソフトへのインポートを行う場合
最終目的が確定申告用のデータ作成や他ソフトへのインポートである場合、できる限り、確定申告書に記載されている勘定科目や、インポート先のソフト等でデフォルトで用意されている勘定科目の中から選択することをオススメします。
ただし、どうしても適切に分類することが難しい勘定科目については、独自に勘定科目を追加しても問題ありません。
もし、税務上 勘定科目の選択に迷うことがあれば、お近くの専門家や管轄の税務署にご確認いただくことをオススメします。
【例】日々の取引と勘定科目選択について
- 取引先へのご挨拶としてギフトを贈った場合の例
- 接待交際費(デフォルト:確定申告書に記載されている勘定科目)
- 販売するものを仕入れた場合の例
- 仕入高(デフォルト:多くの会計ソフト等で使用されている勘定科目)
- 仕入高(デフォルト:多くの会計ソフト等で使用されている勘定科目)
勘定科目選択における注意点
勘定科目の選択においては、取引実態に応じて、ある程度自由な選択が認められていますが、次のような点にも注意する必要があります。
【ご注意】勘定科目選択を行う上で行わない方がよいこと
- 明らかにおかしい勘定科目を選択する
- 特定の勘定科目(「消耗品費」など)に偏らせる
- 同じ取引が発生する度に勘定科目を都度変更する
- 頻繁に「雑費」を選択する
このような登録データが多くなると、次のような不利益が生じやすくなるため注意が必要です。
- 確定申告の際に税務署からの指摘が入りやすくなる
- データ集計を行った際に取引の実態と乖離が発生しやすくなる
参考:会計 / 税務上のルールにより一部勘定科目の選択が強制される場合
※ 主に最終的な目的が「確定申告を行う方」向けの情報です。
基本的に、勘定科目は取引の実態に合わせて適切なものを選択すべきですが、会計や税務上のルールによって、一部の勘定科目の選択が強制される場合があります。主な例は次のとおりです。
【税込価格10万円以上 または 1年以上の耐用年数があるものを購入した場合】
原則として、取得時に適切な固定資産勘定科目(機械装置、器具工具備品、車両運搬具など)として計上し、法定耐用年数にわたる償却が必要です。
【開業前に必要な支出を行った場合】
一定の要件を満たした費用は原則「開業費」として計上し、法定耐用年数 または 任意の期間にわたる償却が必要です。
これらのケース判断や実際の運用については、お客様固有の環境が関係したり、税務判断を要する場合があるため注意が必要です。
もしご不安な場合は、お近くの専門家 または 管轄の税務署等へご確認ください。